日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第62回研究発表大会
セッションID: A3-03
会議情報

オノマトペを用いたイメージ共有に関する研究
デザイン経験の有無による評価構造の違い
山本 裕子佐藤 弘喜
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究の目的は、デザイナーと非デザイナーのデザインに対するイメージ共有の円滑化をめざし、オノマトペに対する印象の違いを明らかにすることである。本研究では、デザイナーと非デザイナーの違いはデザインに対する知識と経験にあると考え、デザインの知識があるグループとないグループの二つのグループに対して印象評価実験を行った。実験結果はグループごとに因子分析とクラスター分析によって解析を行った。結果として各グループともに4つの因子が得られた。それぞれの因子はグループによって異なり、デザインの知識や経験があるグループは客観的な判断に基づきオノマトペの印象を形成しており、、デザインの知識や経験がないグループは主観的にオノマトペの印象を形成していることがわかった。以上より、デザインの知識や経験の有無によりオノマトペの印象の判断基準に違いがあることが示唆された。

著者関連情報
© 2015 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top