抄録
本研究では、植物工場の技術を応用して、大規模な執務空間での新しいインテリアグリーンの可能性について検討をした。新宿区オペラシティーの大企業において、1ヶ月間の実証実験を2回実施し、次にような結果を得た。 まず、これまで執務空間におかれる観葉植物は維持管理の観点からできるだけ生育しない状況が望まれていたが、植物工場の技術を応用することで、利用側となる執務者が生育に関わることで、積極的に生育させることが可能であった。次に、生育した後、植物を収穫した際にどのように使うかが重要であり、使う目的がないと、利用者にとって生育させる動機を失うことになった。そして、扱う植物は、収穫した後の様々な使い勝手の良さと、栽培時の頑丈さから、ハーブ系の植物が適していることが分かった。