日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第62回研究発表大会
セッションID: A1-06
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材料の特徴に注目した価値成長型人工物のデザイン指針
畑 政貴浅井 翔太郎佐藤 浩一郎松岡 由幸
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抄録
近年,環境問題や資源エネルギー問題,また,精神的な豊かさの欠乏が問題となっている.人工物デザインにおいて,このような問題を打開する新たなコンセプトとして,デザインの理論や方法論に時間軸の概念を導入したタイムアクシスデザインがある.また,同デザインを具現化するデザインの方法論の一つとして,使用に伴い人工物の価値が成長する価値成長デザインが提案されている.価値成長デザインにより,使用環境などの場と嗜好などの価値観の時間軸における変化に対応でき,人工物の長期的な使用が可能となる.それにより,資源が節約され廃棄物が削減されるだけでなく,人工物に対する愛着が生まれることが期待されている.しかし,価値成長デザインを人工物に応用する指針は明確ではない. 先行研究において,価値が成長する事例が選定され,その中には漆器や野球グローブなどの,材料における変化が価値の成長に寄与するものが多数存在した.よって本研究では材料の特徴に注目し,人工物の使用過程において実現すべき要素と,それを実現する手段,および実現に際して注目すべき材料の性質の3つを示す価値成長デザインの指針を構築した.
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© 2015 日本デザイン学会
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