抄録
この研究の目的は、多次元尺度構成法を用いた日本の鉄道調査によって、街づくりの為に鉄道と街との関係性を類型化することによって明らかにするものです。
近年街づくりにおいて、電車やそれらに関係するものを資源として利用しようとする活動が盛んです。しかし、鉄道の線路脇の空間の利用は進まず、街において軽犯罪の現場や違法駐輪や植栽放棄地などの好ましくない場所であることが非常に多いという現状があります。
今回の調査の結果として、鉄道を既存の交通システムだけではなく街との関係性を含めた新たな 4 つの類型にわけ、街との関係における2つの軸を抽出し、それぞれの線路脇空間の傾向を踏査調査と併せて明らかにしました。
この研究をきっかけとして、日本の鉄道の活用が進まない線路脇の、街づくりへの利用に寄与することを目的とします。