日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第62回研究発表大会
セッションID: B9-05
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1950年『Vogue』『Harper's Bazaar』のファッション表現の比較
アメリカのファッション誌における写真とエディトリアルデザインの分析
手島 由記子
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抄録
 19世紀に発行された『Vogue』と『Harper's Bazaar』は上流階級の家族から成立した「スマート・セット(上流階級のお歴々)」という価値観を供給し守り続けた。第一次世界大戦後、『Vogue』と『Harper's Bazaar』は共に、民主主義というフィールドにおいて上流階級の娯楽としてのファッションの逆説的な定義に重要な役割を果たした。第二次世界大戦後、民主化はさらに進展していく。1950年、『Vogue』では編集長にJessica Daves、アートディレクターにAlexander Libermanが在職していた。写真家ではIrving Penn、Cecil Beaton 、Blumenfeldが挙げられる。『Harper's Bazaar』では編集長にCarmel Snow、アートディレクターにAlexeyBrodovitch、写真家にはRichard Avedon、Louise Dahl-Wolfe、Brassai、LillianBassmanが携わる。『Vogue』の価格は50セント、『Harper's Bazaar』の価格は60セントである。さて、メディア史から見たファッションとはどのようなものなのか。本論文では1950年の『Vogue』と『Harper's Bazaar』のファッション写真とエディトリアルデザインを比較分析することで、ファッションに対する二誌の視座の相違点と共通点を検証し、二誌の視覚的な特徴を導き出したい。
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© 2015 日本デザイン学会
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