日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第63回研究発表大会
セッションID: D2-04
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日本語学習者に向けた漢字を楽しむためのアニメーション教材制作
学習者への評価アンケートの結果から
山下 万吉石井 容子伊藤 秀明前田 純子
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抄録
第二言語として日本語を学習する留学生や日本での就労者などの外国人にとって、漢字の習得は日常生活に欠かせない切実な問題である。特に非漢字圏の日本語学習者にとって、漢字はその意味、形、読みの組み合わせが非常に複雑だと捉えられ、学習に多大な努力を要する。そのため、漢字には興味があるが、学習そのものを諦めてしまうケースも多い。
本研究では、日本語学習者を対象として、“漢字は面白いというイメージを与えることで、日本語学習者が持つ「漢字は難しい」という意識を軽減させる”ことを目的とした<漢字アニメーション>を制作した。  制作した漢字アニメーションが日本語教育で従来使われてきた動画教材と異なる点として、①ストーリー仕立てである、②画面全体がデザインされている、③効果音がある、④字源に捉われず意味のニュアンスを漢字の形に落とし込んだグラフィックデザイン、⑤学習に必要な漢字ではなく楽しむという観点から漢字を選択している、の5点が挙げられる。
アンケートによる評価・分析の結果、多くの学習者が面白いと感じた一方で、内容が難しいという声も大きく、アニメーションをより良いものにする必要があることがわかった。
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© 2016 日本デザイン学会
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