日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第63回研究発表大会
セッションID: D3-05
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折り重なりがあるパッケージ開封用の破線開発
蛭田 直吉川 義盛
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抄録

本研究は、折り重なりがあるパッケージを容易に開封できる破線とその破線ジェネレータを開発することを目的とする。
本研究にあたり、信州大学COC事業研究教育補助のプロジェクトで、長野県飯山市の特産品であるブナの実を活用したブナの実羊羹とその製品パッケージデザインを開発した。開発した製品パッケージでは、ブナの実羊羹を真空パックした内袋と紙を素材とした外袋からなるデザインを考案した。この製品パッケージの特徴は、図1に示す様に中央部に設けた破線で、外袋と内袋が折り重なった状態で同時に開封することができて、開封後には上部がしおりに、下部が食べる際のケースになることである(図2)。  本稿では、開封の為に必要となった折り重なりのあるパッケージを容易に切断できる破線とその破線ジェネレータの開発について述べる。

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