抄録
西螺地域の歴史や文化的特質を把握するために、本研究は 2014年5月中旬から6月末まで初歩的にフィールドサーベイを実施した。そして村人へのインタービュや収集してきた書類・写真・映像資料を整理し、「農業」及び「武術」が西螺地域の最も代表できる要因であると分かった。さらに2014年7月から8月中旬まで現地調査を行った。その結果、農業の代表は古亭畚、武術の代表は五行手であることが分かった。次は古亭畚と五行手の文化的要因を探索・分析し、もっとも重要な成分を抽出した。その結果、それぞれは貯蓄と富、防衛と健康であった。最後に、「貯蓄」や「健康」などの抽象的な要素を可視化にするため、本研究は造形物の構成要因を外部から内部まで三つの要素に分け、それぞれは「外観」、「動作」、「含意」である。最後にネーミングも重要である。言語の力を通して、誰もが聞くとすぐ分かるように名前でなければならない。以上の流れに踏まえて、本研究は西螺地域に専属する「記憶畚」、「電力畚」、「五行守」を制作した