日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第63回研究発表大会
セッションID: A9-03
会議情報

芸術大学と地方自治体の協働による「デザインによるまちづくり」
佐藤 直木白木 彰
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

この発表は、芸術大学と地方自治体の協働による「デザインによるまちづくり」について、20年近く活動を続けてきた経緯とその成果を報告するものである。長久手市は愛知県名古屋市の東部に接する人口5万人の街である。近年は急速に都市化が進み、大都市名古屋のベッドタウンとして賑わいを見せている。愛知県公立大学法人・愛知県立芸術大学は1966年に長久手の地に開校し、本年度創立50周年を迎える。学生数は約1,000名の小規模な大学であるが、中部圏に唯一存在する公立芸術系大学として、国際的に活躍する芸術家を数多く輩出するなど、芸術文化の発展に貢献している。美術学部 デザイン・工芸科 デザイン専攻に所属する視覚伝達デザイン研究室では、長年にわたって長久手市との協働による「デザインによる魅力あるまちづくり」を展開してきた。その協働はおよそ20年にわたって展開され、現在も継続中である。2012年1月に、長久手町は市制へと転換し「長久手市」となった。いま長久手は「住みやすいまち・住んでみたいまち」として高く評価されている。視覚伝達デザイン研究室では今後とも、魅力あるまちづくりにデザインの力で貢献していきたい。

著者関連情報
© 2016 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top