抄録
コンピュータのアプリケーションを利用してデザインを行う場合、色の指定は、RGB値やCMYK値、HSB値などのカラーモードに応じた数値によって行う。同時に、色彩の調和などに関して考える場合には、マンセル、オストワルト、PCCSなどの表色系に基づいて色の関係を考えることになる。見た目の判断だけに頼るのではなく、厳密な計算をするのでもなく、カラーモードと表色系の関係をより理解しやすい方法があれば、特に、初学者に対する色彩教育や、色彩を特徴とする作品の分析などに有効ではないかと考えた。本研究では、RGB値、CMYK値、HSB値と、マンセル値などの相関を分かりやすく提示する方法と、その方法を、色彩構成を初めとする色彩教育や、色彩を特徴とする作品の分析に利用する可能性を検討している。ここでは、RGB値とマンセル値の相関を提示する方法の提案と、それに基づく色彩構成課題の分析方法を検討するために行った、基礎的な考察について報告を行う。