日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第63回研究発表大会
セッションID: C2-01
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ペンジュラム・パターンの生成プロセスの「加速度」に基づく解析(2)
ペンジュラム・パターンの生成規則の数理モデル化による形体情報の観察・把握の方法(8)
石井 宏一
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抄録
「ペンジュラム・パターン」は振り子の減衰運動によって生成される形体であり、かつて構成学を中心に盛んに研究が展開された対象でもある。しかし種々の問題を基因に現在では研究自体が下火になっている。本研究は非線形力学系に基づく生成規則の数理モデル化を通じて従前、研究展開を阻害してきた問題点の解決の模索を通じて、ペンジュラム・パターンに関する発展的研究の可能性の探究を主眼とする。ペンジュラム・パターンの生成過程が複数の生成システムから構成されており、その移行期である「過渡状態」において「分岐」現象が発生することから、生成過程における分岐の機能について確認を試みた。その結果、分岐が発生し異生成システム間をスムーズに遷移させる機能を有することで、運動自体の安定性が確保されることを確認した。またペンジュラム・パターンの生成システム及びその基盤としての非線形力学系自体が機能創出上の重要な役割を有することから、デザイン学、 構成学の重要な知見として有意義であることについても確認した。本報ではこれらの検討内容について報告する。
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© 2016 日本デザイン学会
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