日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第64回春季研究発表大会
セッションID: B6-03
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デザイン領域と工学設計領域における研究対象の比較分析
向井 翔太*榮 佑馬*佐藤 浩一郎*加藤 健郎*松岡 由幸
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抄録
19世紀中の産業革命を経て,モノづくりの領域はデザイン領域と工学設計領域に分業化された.その後の科学技術の発展により,両領域は,さまざまな社会問題を抱えており,同問題は経時的に深刻化している.このことから,既存の方法によるデザイン・設計では,同問題に対応することが困難となっている.そのため,既存の方法における課題に基づき,上述した問題に対応するための新たな方法を確立し,デザイン・設計の実務に反映する必要がある.本研究は,実務の基礎となる研究分野に着目し,両領域の研究の特徴と研究課題を明らかにし,同課題を解決するための方法について考察を行うことを目的とした.そこで,多空間デザインモデルに含まれる思考空間を視点に,両領域の研究論文の比較分析を行った.その結果,両領域の研究の特徴と研究課題が明らかとなった.さらに,同課題を解決する方法として,デザイン領域では意匠性の評価を予測するためのシミュレーション技術,工学設計領域では機能性評価のための官能検査の必要性が示唆された.また,両領域が用いるべき方法をもう一方の領域がすでに使用していることから,デザイン統合の可能性が示唆された.
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© 2017 日本デザイン学会
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