日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第64回春季研究発表大会
セッションID: C6-01
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タイムアクシスデザインに向けた価値成長要因とモデルの考察
小鯖 智之*畑 政貴*松岡 由幸
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抄録
大量生産・大量消費型の現代社会において,環境問題や資源エネルギー問題が深刻になっている.また,消費者の需要が,物質的な豊かさから精神的な豊かさへ推移していることも指摘されている.これらの現状に対するデザイン方法論として,タイムアクシスデザインに基づく価値成長デザインが提唱されている.先行研究においては,人工物の性質とユーザの認知の両側面から価値成長が分析された.しかし,物理側面と心理側面の関係から生じる価値成長の構造は未だ明らかではない.そこで本研究では,この構造を対象の物理要素から心理要素が生じる過程と捉え,価値成長のメカニズムを考察した.はじめに,価値成長における心理的要因を抽出し,物理的要因との関係を明らかにした.次に,価値成長事例において物理要素から心理要素が生じる過程を分析し,その特徴と4つの類型を得た.さらに,分析に基づいて価値成長過程をモデリングし,各類型の価値成長に寄与する要素を抽出した.以上により,価値成長の要因とモデルを示すとともに,タイムアクシスデザインに向けた研究課題を導出した.
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© 2017 日本デザイン学会
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