抄録
都心部における移動性を保持して混雑緩和を目的としたバイクシェアリングシステムが海外で導入され、2012年に開催されたロンドン五輪では交通渋滞の懸念があり、第三の交通機関とすることを目的に導入され、交通施設ではカバーできない、徒歩やタクシーの代わりになるような新たな移動選択を提供しました。しかし、このサービスはどういった環境でより利用され、ユーザはどういった行動をしているのか明らかになっていません。そこで、サービスを利用している方々にアンケート調査を行ったデータを多変量解析しました。その結果、利用頻度に関してはポート(自電車置き場)周りの環境が影響しており、需要が高い、低い環境を6つのタイプに分けることで明らかにしました。さらに、通勤通学で自転車を利用している人はなるべく短距離移動への料金が安い移動手段を好み、また電車の乗り換え数が多く、電車の料金が高いと自転車が好まれることを明らかにしました。