抄録
本研究は、「郷土愛」を育むデザイン教育の試みとして、和田中学校の生徒たちとの連携で「郷土愛」を考え、生徒たちが地域に対する魅力を自分らの手で「触る・聞く・見る」という行為を繰り返しながら、その地域資源であるのタカラを掘り起こすことを目的としたものである。
その結果、1)発表会には多くの地域住民の方が訪れる。2)生徒たちの発表を聞き、生徒たちに真剣に質問する。3)それに対し、生徒達も真剣に答える。4)地域の皆さんは、そんな活動を通して生徒たちの取り組みや力を評価する。5)テスト点や進学率といった数字や結果でなく、生徒達から直に感じ取る学力を評価してくれる。6)生徒達の、地域や地域の人たちに対する熱い思いや愛しみを感じ取ってくれるのである。そして、生徒のみならず、そんな生徒たちを指導している職員に対する信頼感も高まり、学校全体に対する信頼感の高さにつながる。
以上の結果より、生徒たちは、これらを熱心に探求し、最終的にすばらしいデザイン「形」にしてくれた。