日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第64回春季研究発表大会
セッションID: A1-03
会議情報

工芸品ショップを舞台とした当事者デザインの実践
貼箱制作単価算出ソフトの開発
三野宮 定里*原田 泰
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
近年、デザインプロセスに市民を参加させるデザイン手法が関心を集めている。デザイナーと市民が協働してデザインを行うためには、デザイナーと市民が互いの専門性を理解し、活かし合う関係性づくり自体をいかにデザインできるかが課題である。本研究ではデザイナーが市民の現場へ入り込むことで市民と同じ目線にたつことで当事者意識を獲得し、また市民もデザイナーの手を借りて当事者としてデザインプロセスに参加することで協働を行う手法を当事者デザインと定義し、実践を通してこの意義・効果・方法等を検討した。本実践では工芸品の製造を行う職人たちの世界へデザイナーが入り込み、ITで何ができるかを職人たちと考え、業務改善アプリケーションを共にデザインし開発した。実践を通して、当事者デザインは「参与」と「プロトタイピング」により市民と問題意識を共有し、互いの専門性を発揮しあえる関係性を築くことに有効であった。また当事者デザインは持続的に市民自身が自分たちの課題を解決を目指すようになることが可能であると考える。
著者関連情報
© 2017 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top