日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第64回春季研究発表大会
セッションID: B2-04
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体験の価値を考慮したデザイン・パターンの研究
永田 翔香*山崎 和彦
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抄録

研究の背景として、「ユーザー中心に考えるならば、デザインすべき対象とは、製品そのものだけではなく、ユーザーが製品を使用することによって得られる豊かな体験」である。また、デザイン・パターンとは、”知識や経験のある人たちのプロセスや結果”であるため、設計やデザインを行う段階で効果的に使用することができる。上記のことから、人の体験を考慮したデザイン・パターン手法が必要である。人の体験を考慮することで、ユーザーに共感してもらえるようなデザインができると考えた。また、本研究の目的は、デザイン・パターンについて、体験の価値という方向から考えることで、UXデザインの一つの手法として、「体験の価値パターン」というデザインアプローチの提案である。また、体験は、価値とコンテキスト組合せにより変化するものである。デザイン・パターンは示すことが難しく、複雑である関係性のものを分かりやすく表現することができる方法の1つである。その特徴を利用し、価値とコンテキストという複雑な関係性を指し示すことができると考えている。

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