日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
セッションID: D7-02
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知的障害のある中学生を対象とした身体表出による形の理解
「ミライの体育館」での授業実践を通して
*工藤 真生阿部 崇鈴木 健嗣
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抄録
近年、2020年オリンピック・パラリンピックを見据えて、訪問外国人にもわかりやすい情報整備が叫ばれている。その1つとして2017年7月経済産業省は、現行のJIS案内用図記号に15種を追加した。「人などを加えてよりわかりやすくした」のように、デザインにおいて理解のしやすさを重視したことが報告されている。これまで筆頭著(2014)は、案内用図記号のピクトグラムに関する知的障害児者の理解度に着目し、理解されやすい案内用図記号のデザイン要素を明らかにした。ここで得られた結果は、定型発達群と共通することが認められ(N=355)、ピクトグラムのユニバーサルデザインが可能となる事が明示された。しかし、教員として知的障害特別支援学校において授業実践を行う中で、生徒に色や形の認知に困難があることに気付いた。本研究では、知的障害のある中学生を対象とし、案内用図記号において基本となる○△□の形に焦点を置き、「ミライの体育館」において授業実践を行った。結果、生徒の認知的表出に3つの変化が見られた。理解されやすいデザインに改良することは勿論だが、教育のしやすさも含めてデザインする重要性が示唆された。
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© 2018 日本デザイン学会
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