抄録
本研究では,立体造形を,手を使って考えることの重要性に着目し,最もふさわしい材料の一つであるインダストリアルクレイを用いた造形教育に関する取り組みを紹介し,その効果を検討する.本研究の目的は,いかに短時間で,インダストリアルクレイを使った造形に接し,習得,あるいは造形の重要性に学生を気づかせるかという点である.短時間でこれまで扱ったことがない材料に接し,あるレベルの造形作業を体験させるために,スケジュールとツール類を充実させて授業に取り組んだ.まだ,2年度,合計70名程度の学生に対する授業であるが,確実に学生からの反応が伝わり,授業としても確立しつつある.