サービスデザインの特徴である「共創」を設計するためには、時間や空間、相互作用を踏まえた複雑な思考が要求される。そのため「デザインによる問題解決」の初心者である学生は短時間で学ぶのが難しい。そこで我々は「共創」について容易に思考するために、世界観発想法を提案する。この発想法を使うことで、学生は様々なユーザーの視点や人工物による相互作用を考慮してアイデアを出すことができた。未来の「世界観」を想像することによりデザインの視点を小さな改善の視点から、より俯瞰的で本質的な視点へ発展させ、思考を拡散させることができた。