本研究ではモノづくりを交えて限られた時間の中でデザインの学びが体験できるようなワークショップ・プログラムを作り上げることを目的とする。ここでいうデザインの学びとは「モノ」や「コト」をデザインする過程で得られる気付きを指し、実際に手を動かすことで得られるものである。モノづくりの題材としてはプログラミングを用いた作品制作を取り上げ、小・中学生を対象としたワークショップとして実践する。
プロジェクション・プレイとは、プログラム制御されたアニメーションをスクリーンや壁に投影(Projection)し、その中に制作者自身も入り込んで、映像と動きを合わせながら戯れる表現の遊び(Play)である。本稿ではプロジェクション・プレイを用いたワークショプの実践を通して、デザインの学びについて考察する。