本報告は企業向けに試行したUXワークショップに関するものであり、目的は次の2点である。デザインの経験のない企業人に対して、デザインを理解いただきつつUXデザインについて体験いただく。教員として、UXデザインを説明できる形にまとめるとともに、体験型ワークショップを体系づける。最初にUX, ユーザービリティ, UI, HCDの関係を説明した上で、ベースとなる、HCDについて解説。次に、主にサービスデザインで使われるカスタマージャーにマップとサービスブループリントを活用したワークショップを実施した。結果として、UXを学びながら体験できるワークショップを形作ることができたと考える。