泡の物理特性を活かしたデザイン手法の構築を目的に研究を行った。実験検証により泡の一部の特性として、泡の“割れた跡の模様”は綺麗な点を描くこと、そして“枠組みに泡を張る”と、立体的で複雑な膜を張ることがわかった。前者の特性は、割れるまでの時間によって異なる模様を描き、その時間をコントロールする事で、意図した泡の模様を描く事が出来るようになる。また後者は、枠組みの形状と速度、角度などの条件によって、異なる膜が形成される。これらの実験によって得られた泡の特性を、新規的な描くツールとして展開できるように、研究を重ねている。