近年,COC+事業等に見られるように,地域の活性化に対して大学の役割が期待されるようになり,また教育の面でもPBLや当事者デザインのようにリアルな社会と接点を持つ教育が求められている.特に人口減少や農業衰退,更には災害等により地域の存続自体が危ぶまれる中山間地においては何らかのインパクトとなるような施策が求められている.本研究はそのような背景を受けデザイン系大学と中山間地域の集落と地域連携活動を行い,その結果を報告するものである.またその結果から造形や社会人力といった教育における効果や課題,同様に地域の活性化への貢献などについての効果を示し,今後の課題について考察するものである.