近年、度重なる震災を背景に室内防災の考え方が必要とされている。そこで、本研究では、特に家具転倒時のダメージを軽減する家具の構造を見出すことを目的とし、タケ材の弾性を活かしたフレームとカゴ状の収納パーツを組み合わせた4段構成の収納家具を提案した。水平方向には垂直支持材を挟む形でタケ薄板合板を2重に配し、外周に対して弾性を持たせることで転倒・衝突時のダメージ軽減を図っている。試作した2つのシェルフに対して振動実験を行った結果、比較的低い周波数帯で防振効果を確認でき、円筒形では震度減衰効果も確認できた。また、重心計測を行った結果、いずれも1段目の中央あたりに重心があり重心が低い構造であることを確認できた。