日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第68回春季研究発表大会
セッションID: 1A-01
会議情報

実践型学びの場をデザインする:「荘」プロジェクトの活動報告
*下沢 杏奈原田 泰
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

このプロジェクトは、大学生が「荘」と名付けた3軒の古民家を活用しながら地域の人々との関わりの中で学ぶ仕組みをデザインしようとするものである「荘」のひとつ「わらじ荘」は、その一部を地域の人々に開放している。筆者の考える学びの場とは、教える人から教わる人への知識の受け渡しの場ではなく、他者と出会うことで視野が広がり、自分の「やりたい」を表現し実践できる場である。それを「実践型学びの場」と呼び、主に函館の大学生を対象として、わらじ荘を活動の中心として試行錯誤を重ねてきた。当初は荘の住人が主体となって、「荘」の一階に飲食店を開業したり、イベントを行ったりしていた。しかし、活動を続けていく中で、生活の場としての「荘」と、実践型学びの場としての「荘」のバランスが崩れていった。そこで筆者は住人や「荘」への訪問者と話し合い、「荘」での生活や学びについての課題を見つけ、様々な工夫を繰り返してきた。また、この活動を続けていく中で、生活者にとっての学びの場であるだけではなく、ここに関わる地域の人々にも必要とされる場になってきた。現在の「荘」に至るまでの約2年間の活動の経緯や過程とそこから生まれた課題について、筆者自身の視点から報告する。

著者関連情報
© 2021 日本デザイン学会
次の記事
feedback
Top