福祉機器展示会への出展を通して,インタラクティブな画像の変化によって運動を促すVRプログラム「立ち上がって空に描こう!」の実用化について検討する。医療関係者を始めとする来場者にプログラムを体験してもらった結果,医療機関・施設において,VRを活用したリハビリテーションプログラムを実際に患者・利用者に活用できるという回答が得られ,実用化の可能性が示唆された。また,プログラムを体験した来場者のほとんどが,プログラムを楽しく,またやりたいと感じている結果が示された。一方で,プログラムで提示する風景画像の種類,運動回数の設定に関する課題が明確になったことから,今後のプログラム改変に反映して実用化を目指したい。