日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第68回春季研究発表大会
セッションID: P1-10
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放置自転車禁止を促す床面シートと看板および音声アナウンス
*永見 豊新田 健吾
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キーワード: Trick art, Sequence design, Sidewalk
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抄録

八王子駅周辺の歩道は、自転車放置禁止の看板や駐輪場の案内看板が設置されているが、買い物目的で多くの自転車が絶えず駐輪されている。そこで、本研究では注意看板に加えて立体床面シートと人感センサー付き音声アナウンスの計3種類の対策について、駐輪への躊躇を促す効果があるか、街の景観を阻害していないかを検証した。評価実験はそれぞれの対策の有無、呼びかけ内容が注意か協力かの2種類とし、実際の歩道に設置して、自転車目線で歩道を走行し駐輪する動画を撮影、その動画を20名に視聴してもらう評価実験を行った。その結果、駐輪への躊躇を促すには、ルールを守ってもらうという厳しい姿勢が必要であり、特に違反者に直接注意を促す音声アナウンスが効果的であることが分かった。景観面では立体床面シートは無い方が、評価が高いことから景観面への配慮が今後の課題である。また、八王子駅南口冨士見通りの歩道に推奨案の立体床面シートが設置された。設置後はシートを見るなり駐輪をためらう利用者の姿が多く見られ、注意喚起の効果がうかがえた。今後は、時間経過とともに効果が持続するか、看板や音声アナウンスとの相乗効果を検証していく必要がある。

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