日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第69回研究発表大会
セッションID: 3C-03
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問いを問い直す、語らう道具のデザイン実践
第68回日本デザイン学会春季研究発表大会オーガナイズドセッション2での場づくりとその準備を事例として
*三河 侑矢横溝 賢元木 環福田 大年平尾 実唯
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抄録

デザイナーは余所者として現場と関わり合いながら、自立的な営みをかたちづくろうとしている。しかし、そうした個別具体的な実践の現場で状況論的に展開するデザイン当事者の行動原理を、そこにいない他者が理解することは難しい。筆者は、他者の実践について語られる場に参加し、デザイン当事者の実践とは何か、ということに「わからない」という気持ちを抱き、実践という捉えにくい存在を、かたちあるものとして描き出すことで、理解を深めようとした。そのような、実践者たちとの共同を通じた学びを筆者以外の他者にとっても意味のある情報として伝えようと他者に伝える活動が、筆者にとっての実践となる。実践を通して、筆者が記録した実践者たちの語らいの場のノートを振り返ることで、他者の実践における問いを自分の問いにする活動があった。それを実践者たちとの共同の場で用いることで、他者の実践という捉えにくい存在をかたちあるものに描き出し、他者に伝える筆者の実践がかたちづくられていたと同時に、問いを問い直す、語らう道具のデザインができていた。

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