日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第70回研究発表大会
セッションID: PA-05
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プロトタイピングにおける多層的対話と経験学習
高校生向けの情報デザインの学びをどう考えるか
*上平 崇仁, 小柳 梨華, 新井田 統, 照井 亮, 山本 博之, 嶋田 翔三郎, 新居 英明
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抄録

情報教育は一部の専門家育成でなく一般の人々を対象に裾野を拡げており、2022年度より高校でも情報デザイン教育が開始されている。本来デザインは専門の無い専門性であり、情報デザインもさまざまな領域をつなぐ特性がある。しかし、現在は切り出された専門領域のひとつとして扱われ、縦割りの壁を乗り越えるための横軸的な捉え方については十分な検討が行われていない。そこで我々は若年層を対象とする情報デザイン教育において、領域を統合するものとしてプロトタイピングの経験学習に着目した。プロトタイピングは〈つくること〉と〈対話すること〉が同時に行われる活動であり、その出来事と観点を4つの層で整理した。またそれらを反映した演習のための統合型教材を開発し、都内の高等学校で6週間の連続ワークショップを運用した。その実践をもとに、生徒自身の学習成果だけでなく、つくられたプロトタイプが生徒目線の世界を理解することに大きく手助けすること、問題解決を教科書的な知識として独立したものにさせないために、身近な生活範囲を題材としてプロトタイピングを積極的に取り入れることには意義があることを主張した。

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