日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第70回研究発表大会
セッションID: 2A-02
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視覚的な補完要素を用いた組立の効率性と空間認識への影響
*JIANG PENG田中 隆充
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抄録

本研究は,ユーザに可能な限りネジ等の部品を使わずに容易に組立可能な方法を考察する研究である.例えば,継手だけで構成された家具はこれまでの研究で容易に組立が可能であることが分かっている.本研究ではユーザに複雑な組立の負担を軽減させるために,錯視を用いた視覚的な補完を組立プロセスに取入れることで,組立の効率性やそれを用いたユーザの視点を意識化させる空間認識のあり方が知覚にどのような影響を与えるかについて実験を通して考察する.実験は視覚的な補完を用いた3種類の図形情報をそれぞれ組立てパズルの部品に貼付け,被験者8人を対象に分解された組木を組上げるまでのプロセスを観察した.その結果,視覚的な補完の文字キャラクターの要素を用いた組木では,図形要素を用いた組木よりも早く視点を意識させることができ,組立効率性の向上が認められた.さらに,視覚的な補完要素を情報として使用した場合,部品に配置する位置や提示した図形の輪郭の情報等はユーザの空間認識に相互作用が示されると推測した.

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© 2023 日本デザイン学会
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