日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第70回研究発表大会
セッションID: 3C-05
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言葉の立体表現
小説および映画との比較を通じた朗読劇の独自性
*関 博紀亀井 翔太佐藤 翼平林 知樹深川 奈未
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抄録

本研究では朗読劇の魅力を探るため、朗読劇の表現手法を、同じ作品を扱った別の媒体、すなわち小説と映画と比較した。その結果、朗読劇と映画の言語表現は小説から大幅に減少していること、また、映画と比較すると、朗読劇は、減少した言語表現を他の表現手法で代替する傾向が低いこと、さらに、朗読劇では、映画には見られない“声の技術”とも言えるものが確認された。朗読劇に見られた“声の技術”は、小説における言語表現の豊富さや、映画における視覚表現に相当するものであると考えられ、いわば発声による言語表現の立体化を担っていると考えられる。対象の豊富化と精緻化が今後の課題である。

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