主催: 日本デザイン学会
会議名: 日本デザイン学会第71回研究発表大会
回次: 71
開催地: 九州産業大学
開催日: 2024/06/21 - 2024/06/23
本研究は、MITのジェルジ・ケペシュによる「創造的なメディアとしての光」展(ハーバード大学カーペンター・センター、1965年)に焦点をあて、文化冷戦期のアメリカにおける科学と芸術の彼の取り組みについて議論する。第1に、1960年代のアメリカの情報戦略と政治的背景、文化への展開について考察する。第2に、ケペシュによる「創造的なメディアとしての光」展開催に至るまでの思想的コンセプトを彼の論考から考察する。第3に「創造的なメディアとしての光」展の展示内容について考察する。本展覧会は、アメリカの科学のイメージを宣伝する文化冷戦時代の芸術文化領域の一例であった。ケペシュにとって本展覧会の企画は、視覚芸術と科学の融合を実現させるために、芸術家と科学者そして技術者の協働が可能となる組織、つまりCAVSの設立のための準備であった。