日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第71回研究発表大会
セッションID: D3-03
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多様性に応えるピクトグラムのデザイン−2
人型ピクトグラムのわかりやすさと知的障害及び自閉スペクトラム症の適応行動との関連
*工藤 真生伊原 久裕
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キーワード: Pictogram, Comprehension, Diversity
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抄録

本研究では,ピクトグラムの基本形態である人型ピクトグラム7種類について,知的障害・自閉スペクトラム症を有する人30名を対象に,わかりやすさの検証を行った。更に,ピクトグラムのわかりやすさには,どのような個人因子が影響するのかについて明らかにするため,社会的充足に必要な日常活動能力と,人型ピクトグラムのわかりやすさとの関連を明らかにし,学習がしやすいピクトグラムについて示唆を得ることを目的とした。結果,1930代から1940年代に米国でルドルフ・モドレイが監修したピクトグラムに倣ったコミック形態のピクトグラムは有意に理解がしやすく,理解度の観点において多様性を包摂する可能性があることが示唆された。更にコミック形態のピクトグラムは,個人の日常活動能力のうち,「地域生活」「身辺自立」などの「日常生活スキル」を含め,学習をすることで理解度が上がる学習がしやすいピクトグラムであることが示唆された。

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