森林総合研究所研究報告
Online ISSN : 2189-9363
Print ISSN : 0916-4405
ISSN-L : 0916-4405
筋状地がき地におけるカンバ類の更新位置
伊藤 江利子 橋本 徹相澤 州平古家 直行石橋 聰
著者情報
研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
電子付録

2019 年 18 巻 2 号 p. 213-218

詳細
抄録
地がき(かき起こし)は北海道で広く行われてきた天然更新補助作業である。地がきでは林床に密生するササを大型機で根系ごと除去して鉱質土層を露出させた箇所に稚樹(主にカンバ類)が更新するという予想に反し、筋状地がき地では、かき帯(処理区)以外にも残し帯(対照区)にカンバ類が更新している事例が認められた。カンバ類の更新位置と表層土壌理化学性の関係を明らかにするため、1970~1990年代に地がきを行ったカンバ更新林25林分を対象に表層(0~5cm)土壌の理化学性を調査した。更新位置の差異は土壌理化学性では説明できず、土壌要因に限らない様々な要因がカンバ類の更新可否に関わることが示唆された。
著者関連情報
© 2019 森林総合研究所
前の記事 次の記事
feedback
Top