主催: 日本デザイン学会
会議名: 日本デザイン学会第71回研究発表大会
回次: 71
開催地: 九州産業大学
開催日: 2024/06/21 - 2024/06/23
本研究では、日本語や中国語などの複雑な東アジアの文字言語の書体に着目し、書体の印象を明らかにし、その印象に影響を与える形態属性を調査することを目的とする。研究の第1報では、中国語書体の印象評価実験を行うために、印象軸の抽出と刺激書体を絞り込むための類似度評価実験を行った。本稿は、前報で報告した類似度評価実験の結果に基づいて、対象とする書体を限定して印象評価実験を行った。得られた中国語書体の印象と日本語書体の印象を比較し、異同点を考察した。さらに、書体の形態属性を計測し、印象評価実験結果との相関を探った。その結果、日本語と中国語文字書体間で、一部の印象や好みに違いがあることを確認できた。中国語の印象に影響する属性として、文字の書き方や筆画の装飾性などがあげられる。今後、これらの属性の定義や計測方法ついてさらに検討していきたい。