日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第71回研究発表大会
セッションID: D6-03
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思いの投影と表出を用いた体験デザインの研究
*濱 太郎三浦 秀彦檜尾 安樹絵小野 健太
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キーワード: thought, float, mirror
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抄録

私は元々「人の思い」に興味があった。人の思いは普段は目に見えないが、誰もが心の中に持っているもの。その視点から共同研究テーマである「暮らしをPLAYする」を深掘りし、町に住む人の思いからその町の良さを感じることができないかと考えた。

 「人の思い」と関連した事例として、絵馬のような、公共の中で何らかの形で自分の思いを表現しているものに着目した。他者に伝えるためではなく、ただ願いを叶えたいと自分の素の気持ちを吐露したメッセージは、公共の場所で他者の目に触れられ、読み取られ、その人の心に影響を与える。町の人々の素の思いが、群になって眼の前に現れることによって、普段目に見えてこない町の良さが肌で感じられる機会になる。

 本研究では、このような現実空間でのアナログ的な思いの表出と相互の作用に着目し、町の中で思いを投影できる・人の思いに触れる場所を作り、思いの表出を使って「良い町」を感じる体験と表現方法を模索した。最終制作として、 東京・墨田区にある銭湯/電気湯を舞台とした、浴槽に思いを浮かべるオブジェクトの制作、鏡を使った思いの投影と視覚化のシステムづくりを行った。

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