日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第71回研究発表大会
セッションID: D6-05
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人間中心デザイン方法論の実践を通じた「患者さん理解」の視点獲得
~患者さんの治療やウェルビーイングに貢献する新規事業・新たな取り組みの創出へ向けた、製薬会社による活動事例より~
*和田 あずみ綾木 希三澤 直加
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抄録

保健医療での「キュアからケア」のパラダイムチェンジを背景に、患者さんのウェルビーイングに貢献していくアプローチが求められている。

医療の一翼を担う製薬会社も、従来の医薬品の研究開発や上市、有効性や安全性の確認といった治療への貢献に加え、患者さんのウェルビーイング実現へ向けての活動を進めていくことが求められるようになっており、さらなる患者さん理解の深化・患者さん及び医療従事者へむけた活動を、検討・模索している段階にある。

本稿では、製薬会社による「患者さんの治療やウェルビーイングに貢献する、新規事業や新たな取り組みの創出」を目指し、患者中心のアプローチに取り組んだ活動の一例として『ONO Well-being for ALL project』を取り上げ、参加者の患者さん理解の視点の獲得のプロセスとその内的変容を考察する。考察の結果、視点の変化には「治療の中の患者さん→生活の中の人間」への広がり、「病態・困りごとの多様さ→価値観の多様さ」への広がり、「治療の課題解決と人生のウェルビーイング」の視点深化、「双方向の対話的・継続的に考え続ける」態度の4点が見られ、またその視点の変化の獲得要因を捉えることができた。

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