日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第71回研究発表大会
セッションID: D7-04
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人と環境が交わり変容する可能性としてのアフォーダンス
ユーザー中心からクリエイター中心デザインへ
*宮田 義郎鈴木 真帆
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抄録

User Centered Designでは人間を「使う存在」と捉え、彼らが必要な物をデザインしたが、製造・運搬・販売・廃棄の過程での環境への悪影響を生み出した。日常必要なものを自ら作っていなかった大学生は、作るのは面倒、うまくできない、と考えていたが、不要品を活用して必要なものを作った結果、創造のよろこびを経験し、作ったものに価値を感じただけでなく、不用品はゴミという観方から価値のある資源という観方へと転換し、環境に貢献する可能性に気付いた。これらの観察に基づき、D.A.ノーマンの提唱する「人間性中心デザイン」では、人間を「創る存在」と捉えることで、独立した物の集合としての世界観から、環境の中で変容し続ける流れの一部としての世界観へ変容し、環境に配慮しながら必要な物の創造を支援できる可能性がある。そのために、アフォーダンスの概念を知覚における光のフローから、フローとしての世界認識へと拡張する事を提案する。

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