日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第71回研究発表大会
セッションID: PA-11
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建築タイムトンネル
歴史的建築に出合う地下通路
*臼井 敬太郎
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抄録

地下通路リニューアルの依頼を受けて、歴史的建築と出合い、タイムスリップできる空間を提案した。群馬県前橋市出身の詩人・萩原朔太郎(1886-1942年)が見たであろう、当時のハイカラな前橋の建築や都市を想像し、すでに失われた建築の古写真を収集し、イラストに描き起こした。前橋工科大工学部臼井研究室の学生たちと、37点の建築イラストを制作した。江戸時代末期に建てられた旧城下町の「時報の楼」や、大正時代に建てられた折衷様式の不動貯蓄銀行、昭和初期に建てられた三角屋根が特徴の旧前橋駅などである。現在まで残っていれば、それぞれ街のランドマークになりそうな名建築の姿を広く伝え、古いものや懐かしいものの価値を再考していただきたい。この地下通路は、遊園地るなぱあく(朔太郎の詩から名付けられた園名)と駐車場をつなぐ動線上にある。多くの子どもの目にも触れる場所であるため、丸窓を模したフレームにイラストを配置した。時空を超えて建築や街並みに関心を持っていただくことを願ってタイムトンネルに見立てている。

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