日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第71回研究発表大会
セッションID: PB-37
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写真の段階的な協同鑑賞から得られた鑑賞方法についての研究
*中嶋 友哉, 奈良 与寧, 附柳 璃華, 成松 咲良, 福田 大年
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抄録

本発表では、写真の鑑賞を段階的に実施し、被写体と撮影者と二者の関係性という必 然的に発生するこの関係性から、抽出的鑑賞、想起的鑑賞など、発見された鑑賞方法 と最終的に「写真文学」という手法に辿り着いた経緯、その過程で得られた写真鑑賞 が持つ自己分析ツールとしての側面や記憶性、記録性に加えて、今後の展望について 発表します。我々が鑑賞の対象に写真を用いる理由は大きく分けて2つあります。一 つは記録性です。作り出すハードルが他形体の作品(絵や音楽等)と比較して顕著に 低く、スマートフォンのカメラ性能が向上し続ける昨今、いつでも誰でも記録的価値 の高い写真表現が可能です。二つ目は記憶性です。スマートフォンのカメラで撮られ た写真群(カメラロール)には撮影者の生活やその中の視点など多くの要素を含み、 自己分析ツールとしての役割を果たします。鑑賞体験を通して現在の自分を作り上げ たものを認知し、それらを共有することでより良い鑑賞の連鎖を生活に取 り入れることを目指します。鑑賞体験に今後の展望として、簡易的且つ即席的で再現 性の高い鑑賞方法の模索、想起的鑑賞を写真に限らず、他形体の作品に応用する方法 の模索、この二つの可能性に言及して発表します。

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