抄録
近年,我が国では異常気象や大規模地震の発生が懸念されている。このような多様な災害から住民ひとりひとりが命と生活を守るため,正確な情報に基づいた避難可能な環境の整備が求められている。特にパニック時における避難の際に認知空間における心理的距離が大きな影響があると考えられる。 これは,高齢社会の中でこれまでにない避難計画に役立つと同時に,今後避難訓練の実施など,不足しがちなソフト面の対策の提案に結びつくと考えられる。 本研究は、空間認知調査(認知マップ調査)によって得られたデータを基に,通学路等のよく利用する街路にある店舗や施設の看板の色彩や設置位置、形状に着目し分析をおこなった。