日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: B11-05
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スマートポール等大型ストリート・ファニチュアにおけるWeb ARを用いたデザイン手法の検討
*小川 貴史
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抄録
本研究は、スマートポールと呼ばれる多機能型の大型ストリート・ファニチュアのデザインにおいて、Web AR技術を活用する手法について検討したものである。スマートポールは通信機能やセンサー、充電装置、デジタルサイネージなどを備え、都市の通信インフラ整備と公共空間の利便性向上に寄与する装置である。しかし、そのサイズや形状、機能の複雑さから、関係者間でのデザインレビューが難しいという課題がある。そこで本研究では、Webブラウザ上で表示可能なAR技術(Web AR)を用いて、実際のスマートポールに基づいた3Dモデルを作成し、一般の人々がその外観やスケール感を視覚的に把握できる環境を構築した。10名にVR体験を実施し、アンケートによりサイズ感や距離感の理解に有効であることが示された。一方で、色や質感の認識には課題が見られた。Web ARはデバイスに依存せず、複数人が異なる場所から同じコンテンツにアクセス可能であり、柔軟なレビューが期待できる。今後は実空間での応用も視野に入れた展開が望まれる。
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