主催: 日本デザイン学会
会議名: 日本デザイン学会第72回研究発表大会
回次: 72
開催地: 札幌市立大学
開催日: 2025/06/27 - 2025/06/29
本研究では、環境配慮型飲料アプリにおけるゲーミフィケーションの効果が、ユーザーの背景特性によってどのように異なるかを検討した。分析の結果、環境問題に関心のあるユーザーは、達成(進捗、ポイント)、没入(視覚的フィードバック)、および社会的要素(SNS貢献)に対して特に高い感受性を示した。また、ゲームのプレイ頻度が多いユーザーは達成メカニズムに敏感である一方で、長期間プレイしているユーザーは進捗要素への反応が鈍化する傾向が見られた。さらに、性別による違いも確認され、男性は女性に比べて状況要素に対して強く反応することが明らかになった。本研究の結果は、ユーザーの特性に適したゲーミフィケーション設計の参考となる。