抄録
本研究は、キャリア自律が求められる現代において、従業員が主体的にキャリアを設計できるようにするために、組織がどのように支援できるかを探るものである。研究では、個人の強み(Can)や価値観(Will)を明確にし、それらを活用してキャリアの軸を築くことの重要性を強調している。その上で、「タイプ別ノウハウ」のアプローチを提案し、個々の特性に合った仕事の進め方を選択可能にすることで、組織の効率性を保ちつつ、個人の成長も促進できることを示す。DiSCのようなアセスメントツールの活用により、個人に合ったマネジメントが成果やキャリア形成を高めることが実証されている。さらに、組織と個人の目標のバランスをとる制度設計により、企業内での長期的なキャリア成長と組織への貢献の両立が可能になる可能性を示している。