抄録
本稿は、教職課程の学生を対象に、創造的学習のデザインを実践的に学ぶためのデザインスプリント型プログラム”Creative Learning Design Camp”の提案とその実践報告である。デザインスプリントは、ユーザー中心の問題解決手法として知られ、短期間でアイデアを試し、フィードバックを得るプロセスを通じて創造的な学びを促進する。本プログラムはこの枠組みを教育実践に応用し、学生が子どもたちと共に学びの場を構想・実践する経験を提供することを目的とした。5泊6日の合宿形式の中で、学生たちは「体験・観察・設計・実践・省察」の5ステップを通じて創造的学習を体験し、最終的に各チームが子どもたちに向けたワークショップを完成・実施した。省察の結果、学生たちには「子どもから発想する視点」「学習環境デザインへの意識」「他者と協働して学びを創る姿勢」といった教育的効果が見られた。