日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: PA-21
会議情報

ノックカム機構を調光機能に応用した照明器具の開発
*滝沢 友彬安積 伸
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究では、ノックカム機構を調光機能に応用した照明器具の開発を行った。ノックカム機構とは多くのノック式ボールペンに採用されている機構であり、クリック音と振動による特徴的なフィードバックを発生させる。このフィードバックを活かし、新たなインタフェースを持つ製品の開発を目的とした。 本研究では、ノックカム機構のフィードバックを照明器具に組み込み、調光機能と連動させることを提案した。基礎実験では、透明アクリルパイプ内にノックカム機構を配置し、バネの内部に光源を設置したモデルを製作し、来場者125名に体験してもらい評価を実施。その結果、新しい使用感や視覚的な美しさが評価された一方、光源の直接的な眩しさや意匠のバランスに課題があることが分かった。 これを踏まえ、プロトタイプ1では、バネをより効果的に遮光機能として活用する形状へと改良し、カムとバネの配置を変更して意匠のバランスを改善した。最終成果物では、土台の形状を最適化し、使用時のフィードバックをより重厚感のあるものにするため、金属素材を採用した。 本研究は、ノックカム機構の調光機能への応用を実証した。

著者関連情報
© 2025 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top