日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: PA-63
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現代社会における「手間」の意義探究
M-GTAを用いた質的分析
*ロ テンセキ
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抄録

本研究は、効率化が加速する現代社会において、人間があえて「手間」をかける行動の背景と意義を探究したものである。5名の研究協力者に対して「手間」に関するインタビュー調査を実施し、その記録データを修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)に基づいて質的分析を行った。分析の結果、「手間」の意義は存在論・認識論・価値論の3つのカテゴリーから構成され、これらが相互に循環する構造を持つことが示された。さらに、ストーリーラインの生成を通じて、「手間」は人間が自己の存在意義や知性を維持するための創造的かつ本質的な営みであることが明らかとなった。

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