日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第73回研究発表大会
セッションID: A-02-04
会議情報

公共空間における市民参与の質的変容の研究
狛江ほこみちでのエスノグラフィーを通じて
*太田 蒼良
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究は、全国の市で2番目に小さい東京都狛江市におけるエスノグラフィーを通じて、公共空間における市民参与の質的変容を明らかにするものである。狛江駅前のほこみちで実施した三つの実践(将棋盤の設置、定期ナイトマーケット「狛江夜市」、清掃活動「ほこみちそうじ」)に着目し、市民参与が「偶発的接触」「自発的参与」「継続的運営参加」という三段階で変容するプロセスを見出した。参与は設計された動線によってではなく、偶発的な接触を起点として生まれていた。この変容を促す条件として、参与の入口の偶発性、役割の可視性、そしてコンパクトな都市形態と中間的組織の自律性という構造的前提の三点を示す。

著者関連情報
© 2026 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top