デザイン学研究
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デザイナーに期待する能力および職務実態に関する調査
-産業デザイン分野スキルスタンダード策定に向けて
蘆澤 雄亮佐久間 彩記
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2016 年 62 巻 6 号 p. 6_27-6_32

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抄録

 2010年6月に公開した「産業デザイン分野スキルスタンダード」策定にあたり,その指標導出を目的に「デザイナーに期待する能力」および「デザイナーの職務実態」に関して3つの調査研究を行った。デザイナーに期待する能力に関する調査からは,「新たな発想」に関して期待が高く,またアイデア導出から実現までをトータルに考えることができるディレクター的役割のニーズが強いことが分かった。デザイナーの業務実態に関する2つの調査からは,アイデアやコンセプトなどを「考える」業務と,それらを「実現化」する設計業務の2種類に関する関与が最も多く,一方でそれらに付随した業務に関しても関与度が高いことが分かった。

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© 2016 日本デザイン学会
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